Airbnbの新事業「Trips」はTrip All in Oneな野望。現地アクティビティ・飲食店予約から航空券・旅程作成機能にも事業拡大


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民泊サービスにとどまらないAirbnbの野望

 

Airbnb’s TRIPS 

民泊サービス王者Airbnbがツアー&アクティビティプラットフォームへ事業拡大

ついに来ました。前々から噂されていたAirbnbのツアー&アクティビティプラットフォームへの参入。昨日同社より発表され、サイトもアプリもアップデートされました。

新たに拡大される主な事業は「体験(タビナカアクティビティ)」「スポット(ホストおすすめのキュレーション)」。更に今後、「フライト」に関する事業も展開されるとのこと。

その中でも、やはり気になるのは「体験」サービスです。これまでのC to Cの民泊サービスからの発展という形で、同じくC to C (旅行者とホスト間)で現地アクティビティを提供→体験可能な仲介プラットフォームが新たに設けられています。これまでのように料金の値付けも基本ホスト側で作成できる形です。

今回のローンチに合わせて、まずは世界 12 都市(ロサンゼルス、サンフランシスコ、マイアミ、デトロイト、ハバナ、ロンドン、パリ、フィレンツェ、ナイロビ、ケープタウン、東京、ソウル)で約500の「体験」が開始されているようです。開始間もない為、見た感じは選択肢はまだ少ないですが、今後個人間で新たな体験プランの作成が進んでいけばどんどん充実してくるのでしょう。

現在提供されているサービスの例として、地元のアーティストや職人が街を案内したり、レッスンをしたり、冒険に出たりというものがあります。

作成にあたっては一定の基準が設けられています。

●作成できる体験は1回2時間〜

●Airbnbの「体験」のクオリティー基準

1. アクセス

ゲストが自力では絶対探せない「体験」を用意しましょう。

2. 参加

ただの傍観者で終わるのではなく、2つ以上のアクティビティに参加しながら100%浸かり切るのが「体験」です。

3. 視点

「体験」には何か個人的な思い入れが必要です。ゲストがこれまで一度も思いもしなかったような、あなただけの視点をゲストに与えましょう。

体験のクオリティー基準 より)

日本では、まず東京から開始するみたいですが、日本人が外国人ゲスト向けにこういった体験を提供するにあたっての障壁は、こういったクオリティー基準よりも言語的な障壁な気がしますね。

日本には世界から見て特殊で独特な文化がたくさんあるので、そういった体験の素材的な面では世界でも有数のポテンシャルがあるでしょうから。

あとは今に始まったことじゃないけど、法的な問題もクリアする必要(もしくはグレーで突き進む)がある地域もあるでしょう。例えば、イタリアは観光ガイドの資格がなければ街中でガイドでもしたら罰金取られたりもします。(まぁ、これは観光案内じゃない。と言えば、どうにでもなる気もしますけど。)

これまで似たようなサービスがなかったかと言えば、似たようなサービスは結構ポツポツ存在しています。ですが、やはりそれをAirbnbがやるということにかなりのインパクトがありますね。

これまでの概念であれば、旅行体験は旅行会社が提供するものということが前提でしたが、そういう既成概念を簡単にぶっ壊していきます。

今回のリリースにあたり、旅行系メディアからも「旅の革新」あるいは「新たな革命」などと評されていますが、今後どのように同サービスが発展していくのか注目しつつ楽しみにしていきたいと思います。

https://www.airbnb.jp/new

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